強い不安や恐怖感、動悸・息苦しさ(過呼吸)、発汗、吐き気、めまい等の症状が出る疾患です。
電車やバス等の乗り物に乗車した際に起きる他、美容院、歯科受診、MRI検査等で「逃げられない」「閉じ込められた」と感じた時に症状が出やすいと考えられています。
症状が出る事への不安から、生活範囲が狭められ、日常生活に影響を及ぼす事があります。
又、「また発作が起きるのではないか」という予期不安に悩まされる方も少なくありません。
動悸や過呼吸等に対し、内科等で心電図・血液検査等をしても異常が見つからず、心療内科を受診される方もおられます。
治療法としては、精神療法の他、薬物療法として一部の抗うつ剤や抗不安薬を用います。